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誕生石


1月
ガーネット
GARNET

硬度 6〜7.5
 ガーネットと言えば「あー、あの深みのある赤い石ネ」と言われる方が多いですね。
古くからある石ですし、ルビー等と比べると安価で求められるので、多くの方が所有している石のひとつです。
そのガーネットは<パイロープ ガーネット、アルマンダイト ガーネット>(柘榴石)と呼ばれるもので、
日本でも産出します。
もう一つ、少し紫色がかった赤の<ロードライト ガーネット>(パイロープとアルマンダイトの混合物)が、
よく誕生石として使われています。こちらの方が、高価格で取引されている為、誕生石のプレゼント等に好いのでしょう。それでも、一月生まれの女性の方々は「一月の誕生石は安いガーネットだからつまらない」等と、石の美しさより価格の安さに不満のようです。ヤレヤレ・・・。

 しかし、知る人ぞ知るガーネット。それ以外にも様々なものがあります。
まずグリーン ガーネットと呼ばれている<ツァボライト ガーネット>(グロシュラライト系)
ヨーロッパの王室の装飾品に使用されていたこの石は、緑色の透明石の為、当初はエメラルドと思われていましたが、これがガーネットだったのです。
さらに、薄緑(若草色)でダイヤモンドのように輝くところから<デマントイト ガーネット>(アンドラダイト系)と名付けられた石は、すばらしい透明度と輝きを持っています。
他にオレンジ色に輝く<スペサタイト ガーネット、マンダリン ガーネット>それらの石は、
「あっ、それガーネットね」などという人はまずいないでしょう。美しさはもちろん、希少性からも高価な石です。
一月生まれの方、赤いガーネットはすでに持っている方に如何でしょう。


 その他にその名も魅力的な薄いピンク色の<シャンペン ガーネット>(グロシュラライト系)、
<ヘソナイト ガーネット>、<ウバロバイト ガーネット>など等、いろいろなガーネットがあります。




2月
アメシスト
AMETHYST

硬度 7
 ZORROの写真集のブックエンドになっているのがアメシストの原石です。
水晶類の中で紫色・ライラック色・藤色のものをアメシストといい、古くから世界中の人に愛されている石です。ギリシャ語のAmethusto's(アメタストス、酒に酔わない)を語源とするといわれ、
別名バッカスストーンと呼ばれています。暴飲暴食、悪酔い予防、解毒、知性を磨き不眠症を治療する護身符とされてきました。ひいては戦いにおいても傷を防ぐお守りでもあったようです。幸運を招き諸事安泰、無病息災などの多くの神秘力があるともいわれます。
そういえば、ZORROのお客様でアメシストが大好きで、指輪は勿論のことネックレス・ブレスレット・ブローチ・ピアスと数々のアメシストのジュエリーを作られた方がいらっしゃいますが、その方も大変お酒が好きなようで、きっとその石の効用を知っていたのかも知れません。

 このアメシストを熱処理して黄色にしたものがシトリンとして市場に出回っています。
天然の淡黄色のシトリンもありますが、殆どはアメシストを熱処理したものです。
このシトリンとアメシストが一つの結晶の中にあるものをアメトリンと呼びます。
 
 アメシストは世界の広い範囲で産出するため、各国の文化に溶け込み、色々な物語にも登場してきます。
誠実と平和の象徴であることから教会の尊厳と威厳のシンボルとして司教の指輪に、また日本でも古くから
高貴な色の宝石とされています。かつてわが国でも加賀紫といわれる良石の産出がありましたが、今日では見られません。
産出量が多いことから比較的安価で求められます。
お酒を沢山召し上がる方、不眠症の方、よく傷をつける方、高貴な方は是非ZORROへ!
   




3月
アクアマリン
 只今、考え中です。乞う御期待!